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第71回カンヌ国際映画祭 最高賞 パルムドール 受賞
家族を描き続けてきた是枝裕和監督が、“家族を超えた絆”を描く衝撃の感動作
★第71回カンヌ国際映画祭 最高賞 パルムドール受賞作品!日本人が受賞するのは1997年以来21年ぶり!
★第76回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞ノミネート!注目がさらに高まっている本作!
★リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林による豪華共演!ささらに池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人と、実力派俳優たちが集結。
今度の主役は、犯罪でしかつながれなかった家族。日々万引きを重ねる父をリリー・フランキー、その妻を安藤サクラ、彼女の妹を松岡茉優、祖母を樹木希林。さらに池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、
柄本明、緒形直人と、実力派俳優たちが集まった。
生計を立てるため、家族ぐるみで軽犯罪を重ねていくうちに、一層強く結ばれる一家。だがそれは、許されない絆だった。人と人との関係が希薄な今の時代に、『誰も知らない』『そして父になる』など様々な家族の形を真摯に見つめ続けてきた是枝監督だからこそ描ける、真の“つながり”とは何か、を問う衝撃の感動作が誕生した。
STORY
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活品は、万引きで賄っていた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
是枝 裕和 (著)
内容紹介
第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてパルムドール(最高賞)をはじめ、
第42回日本アカデミー賞最優秀作品賞はど数々の賞を受賞した映画『万引き家族』を
是枝裕和監督自ら小説化。是枝監督が小説で描き出す、「家族の絆」とは―――。
「彼らが盗んだものは、絆でした」
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日常的に万引きをする生活を送っていた。
ある日、治はじゅりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、信代の妹でJK見学店で働く亜紀。
6人家族として貧しいながらも幸せに暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。
出版社からのコメント
※本書は2018年5月に刊行された書籍『万引き家族』(宝島社)を文庫化したものです。