村上春樹文学史上に残る不朽の名作、待望の映画化!
生きる希望をくれたのは、死んだはずの息子でした。
ハワイに佇む美しき湾・ハナレイ・ベイで死んだ息子と、10年間向き合い続ける女性サチ。
これは、〈人生で一番大切な人〉に会いたくなる希望の物語
■発売日:2019年2月27日(水)
■封入特典 フォトブックレット(32頁)
■introduction 【2018年/日米】
原作は村上春樹の累計70万部を超えるロングセラー『東京奇譚集』(新潮文庫刊)の一篇であるハナレイ・ベイ。
主人公のサチを演じるのは吉田羊。主演から脇役まで目覚ましい活躍をみせ、まさに今最も輝く女優の一人である彼女が、本作では“これまで誰も見たことのない吉田羊”と評されるにふさわしい、圧倒的な存在感を放つ。
サチの息子のタカシを演じるのは佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)。
近年は俳優として頭角を現す彼の、全く新しい一面を本作で目にするだろう。
また、サチがハナレイ・ベイで出会う日本人サーファーの高橋には、抜群の感性と自然体な演技で再注目の若手俳優、村上虹郎。
監督は『トイレのピエタ』が批評家から絶賛され、日本映画界の新鋭として期待を集める松永大司。
■story
シングルマザーのサチ(吉田羊)は、息子のタカシ(佐野玲於)がハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで亡くなったことを電話で知る。
サーフィン中に大きなサメに襲われて死んだという。
彼女は、彼が命を落としたハナレイ・ベイへ向かい、海辺近くの大きな木の下で読書をして過ごした。
毎年、この「行為」は続いた。同じ場所にチェアを置き、10年間。だが、彼女は決して海には近づかない。
ある日、サチは2人の若い日本人サーファーと出会う。
無邪気にサーフィンを楽しむ2人の若者に、19歳で亡くなった息子の姿を重ねていくサチ。
そんな時、2人から“ある話”を耳にする。「赤いサーフボードを持った、片脚の日本人サーファーがいる」と…。