商品説明
【解説】
狂言師、野村萬斎 ――― 伝統の継承者としてはもちろん、映画でも伝説の陰陽師、庶民に愛されるうつけ者の殿様など強烈なキャラクターを演じ、幅広い世代に支持を受ける唯一無二の存在である。彼が初めての現代劇で挑むのは、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取ることが出来る超能力者!その能力を持ってしまったばかりに過酷な人生を歩むことになった男・仙石和彦。かつて半ば強引にお笑いコンビ“マイティーズ"として活動させられるものの、神経をすり減らし、現在はマンションの管理人。その生態は、人間嫌いの超ネガティブ男。
そんな仙石を静かな隠遁生活から引きずり出すのが、マイティーズの元相方・丸山竜司。演じるのは“雨上がり決死隊"の宮迫博之。異色のコンビが挑むのは、何やらきな臭い人捜し。果ては予想だにしない連続殺人事件を捜査するという大舞台へ突入してゆく…。
このコンビを支えるキャスト陣も、実力派が揃った。仙石と丸山に時にいいように利用されつつも、真実に辿り着こうと静かに闘志を燃やすエリート刑事・佐々部悟に安田章大。関ジャニ∞のメンバーとして国民的人気アイドルの地位を確立しながら、自身は俳優としてのキャリアを順調に積む安田が、初の刑事役に奮闘する。マイティーズに人捜しを依頼する女子高生・秋山亜美には、話題作への出演が続々と決定している旬な若手女優・杉咲花。突然謎の失踪を遂げる亜美のピアノ教師・沢村雪絵には、映画、ドラマと引っ張りだこの木村文乃。他にも、ちすん、梶原善、風間杜夫、高畑淳子といったベテラン勢が、幾重にも重なる骨太な人間ドラマをしっかりと支える。
脚本は今や稀代のヒットメーカーとなった、古沢良太。映画『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズに始まり『キサラギ』『探偵はBARにいる』シリーズ、ドラマ「相棒」「リーガルハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」などヒット作は枚挙にいとまがない。そんな古沢がかねてより大ファンだと公言している野村萬斎を仙石にアテガキして書き下ろした、渾身のオリジナル脚本にも注目したい。
監督は“平成ガメラ3部作"、『デスノート』シリーズなどエンターテインメント界の巨匠・金子修介。
予想を裏切り続ける緊張した展開、ふたりのかみあわない凸凹コンビが見せる笑い、そして事件の真相が明らかになった時、あなたは“記憶"に秘められた人間の“狂気"に震え、“優しさ"に胸を熱くする…。
【ストーリー】
残留思念<物や場所に残った人間の記憶や感情>を読みとることができる特殊能力を持つ仙石和彦(野村萬斎)と、相棒・丸山竜司(宮迫博之)に舞い込んだ依頼。それはある女子高生からの、行方不明になったピアノ教師を捜してほしいという内容だった。人捜しはやがて、予想だにしない事件へと発展していく…!