見よ、ハリウッド。 これが日本のヒーロー映画だ!
★男子が熱い血を燃やす、日本のヒーロー映画の頂点だ!
カメラ8万円、ライト750円、平均スタッフ数3.5人…。町のビデオ屋が作ったヒーロー映画の金字塔!?
京都市伏見区で結婚式や幼稚園のビデオ撮影業を営む安田監督が、8万円のカメラと平均3.5人のスタッフで作り上げた関西発ヒーロー映画。
気弱で心優しい中年新聞配達員が、惚れたウェイトレスのため徐々にヒーローになっていく様子を関西人らしい人情をからめ笑いと涙で描く。
作品中のヒーローは決してスタイリッシュではないが、無様に見返りを求めず七転八倒する姿は、男なら感涙必至のヒロイズムに満ちている!
★2014年~ 全国順次劇場公開! まさかの大手シネコン上映を実現!
作品の完成度、面白さから、シネコンが上映協力! T・ジョイとバルト9から「面白い」との評価を得て、全国6都市でのシネコン上映を実現させた!
【あらすじ】
新聞配達員の志朗は心優しいひとり者の中年男。
志朗の至福の時間、それはコツコツとプラモデルを組み立てている時と、ひそかに想いを寄せるユキが働く喫茶ノエルで彼女の作った目玉焼モーニングを食べている時だった。
「近くに出没した痴漢を退治してください」 憧れのユキの冗談を真に受け、志朗は恐る恐る深夜の街に出かけて行く。
しかし肝心の痴漢に出くわす事もなく、替わりにオヤジ狩りにあっていた町工場の社長阪本を「結果的に」助ける事となる。
無様な成り行きに、そそくさとその場を立ち去る志朗。 翌朝喫茶ノエルに顔を出すと阪本の姿があった。
「オヤジ狩りの悪ガキどもをイテもうたろう」 復讐に燃える阪本の誘いを断りきれない志朗は、オートバイ用のプロテクターをネット通販で購入し、完全防備で参加する事になってしまう。
阪本の立てた単純かつ卑劣極まりない作戦は意外な展開を見せつつ「結果的に」成功し、初老と中年のオッサン二人は泣いて詫びる不良少年達をボコボコにイテコマスのであった。
新聞に載った「オヤジ狩り少年、返り討ちにあう」と言う記事を見たユキは、「間違った事を許さへん人、好きやなぁ」と感心してしまう。
その一言は志朗のヒーロー願望に火をつけた。バージョンアップを繰り返し、徐々に形となっていく志朗のヒーロー。
怪しく光る緑の眼、黒光りする手製の仮面が完成した頃、ユキを巡り物語は新たな展開を見せ始める