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内容紹介
わたしは心を嗅ぎ分ける
『ぼくのエリ 200歳の少女』の衝撃再び! 切なくも美しい究極の北欧ミステリー
北欧から、またも傑作現る―。善悪、美醜、性別、貧富、国籍、宗教……誰がこの世界の境界線を引いたのか?
■第71回カンヌ国際映画祭で、俳優のベニチオ・デル・トロら審査員を驚嘆させた「ある視点」部門グランプリ受賞作品。
2018年カンヌ映画祭「ある視点部門」グランプリ(審査委員:ベニチオ・デル・トロ※昨年のカンヌで一番バズッた映画)、第91回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート、第54回スウェーデン・アカデミー賞<作品賞、主演女優賞、助演男優賞、音響賞、視覚効果賞、メイクアップ賞>最多6部門受賞など、各映画祭で高い評価を得たクオリティムービー。謎が謎を呼び、螺旋のように絡み合いながらたどりつく、心をわしづかみにされるような衝撃の真実。
北欧映画の新時代を予感させる傑作が、ここに産声をあげる!
■『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者=スウェーデンのスティーヴン・キングと言われるスウェーデンの巨匠“ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト"が原作&脚本を手掛ける
人間とトロル。二つの世界の境界線を彷徨う主人公の葛藤はとても現代的。善悪、理性と野生、他者と自分、反発し合う世界の狭間に我々は住んでいる。(ある視点の審査員が、善悪の境界線を問う「ボーダーライン」のデルトロだったのは興味深い)。
異質なもの(トロル)=移民のメタファーとも受け取れる。イラン系・デンマーク人のアリ・アッバシ監督だからこそ、説得力を持って描けるテーマと物語である。
ストーリー
孤独な税関職員のティーナは、ある日、謎の男に出会う――。
スウェーデンの税関に勤めるティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける能力を持っていたが、生まれつきの醜い容姿に悩まされ、孤独な人生を送っていた。ある日、彼女は勤務中に怪しい旅行者ヴォーレと出会うが、特に証拠が出ず入国審査をパスする。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった――。