毒親。母性などない。あるのは欲望だけ-
隣にいるのは母ではなく、女という怪物だった…。
【作品内容】
良心をかき乱される衝撃! <母>という幻想を吹き飛ばす挑発作!
【特典映像】
オリジナル予告編、日本版予告編
【ポイント】
★ジャケットには、劇場公開バージョンとショッキングなDVDバージョンのリバーシブルジャケットを採用。
★世界が震撼! カンヌ映画祭の申し子 ミシェル・フランコ監督最新作!
『父の秘密』(12)で、第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門グランプリに輝き、続いて『或る終焉』(15)で、第68回カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞。
本作においても第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、カンヌの申し子と呼ばれるミシェル・フランコ監督。
これまでの作品でも、崩壊の瀕した家族、人間の内に潜む理不尽な暴力性、あるいは生と死という切実なテーマをめぐって、一作ごとに新たな問題提起を行い、国際的な名声を博してきた。
本作でも、ふたたび家族という主題をめぐって意想外な視点からスポットを当て、観る者を不穏で不安定な世界へと導いていく。
★人間こそが最も恐ろしい-実力派女優&豪華スタッフが贈る、新たな衝撃のミステリー!
母アブリルを演じるのは、ペドロ・アルモドバル監督の『ジュリエッタ』(16)できらびやかなヒロインを演じたエマ・スアレス。
製作総指揮を務めるのは、クエン・タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』(92)で注目を浴び、続く『パルプ・フィクション』(94)でハリウッドでの地位を確立したティム・ロス。
2015年にはフランコ監督の『或る終焉』で製作総指揮を務め、主演もしている。
撮影監督を務めるのは、第48回シカゴ国際映画祭で撮影賞を受賞したレオス・カラックス監督の『ホーリー・モーターズ』(12)に携わり、撮影キャリアは27年に及ぶイヴ・カープ。豪華キャスト&スタッフによる、極上の傑作ミステリーが誕生した。
★第70回カンヌ国際映画祭(「ある視点部門」審査員賞)受賞
★業界からのコメント!
風吹ジュン(女優)・・・子育てを終えた母親の女の矛盾 父になれた男の矛盾 知性なのか本能なのかどうあるべきかを問いかけてくる!
安藤 桃子 (映画監督)・・・女、母という強さを武器にした瞬間、エゴに呑まれ人でなくなるのだろうか。登場人物全員、エゴに呑まれて泥酔状態。
この世に生を受けた、全ての無垢な天使の未来に幸あれと、一心に祈らずにはいられない。
【あらすじ】
メキシコのリゾートエリア、バジャルタの海辺に建つ瀟洒な別荘。
そこに二人きりで住む姉妹のもとに、長い間疎遠になっていた美しき母アブリル(エマ・スアレス)が戻ってきた。
17歳の妹バレリア(アナ・バレリア・ベセリル)は同じ歳の少年マテオ(エンリケ・アリソン)との間に子供を身ごもっており、突然舞い戻った母は献身的に娘の面倒をみるのだが、娘の出産をきっかけに、自身の影のある深い欲望を忠実に遂行していく…。
母にいったい何が起きたのか?彼女はいったい何者なのか-?