本年度アカデミー賞・主演女優賞ノミネート(ナオミ・ワッツ)
2004年、スマトラ島沖大地震―。
津波によって引き裂かれた、ある家族の心揺さぶられる衝撃の実話。
絶対にあきらめない―ふたたびこの手で抱きしめるまで。
■世界が驚嘆し涙した、ある家族の真実の物語を完全映画化!
バカンス先のリゾート地でスマトラ島沖大地震による大津波に巻き込まれ、離れ離れになってしまった5人の家族。幸福な時間が一瞬にして悪夢へと変わり、異国の地で生死の境を彷徨いながらも、彼らは一体何を支えにして、このあまりにも絶望的な状況に立ち向かっていったのか?
実際にこの未曽有の大災害に巻き込まれた、あるスペイン人家族の衝撃の実体験をモデルに、希望を捨てずに前を向く人々の尊き意志の力や、固く結ばれた親子の絆と愛情、そして他者への深き慈しみを真摯に描いた、衝撃のヒューマン・ストーリー。
■ユアン・マクレガーとナオミ・ワッツ主演、実力派のキャスト&スタッフ!
1ヶ月にも及ぶハードな水中撮影に果敢に挑んだナオミ・ワッツとユアン・マクレガーを始め、我が子を思う両親の情愛を渾身の気迫で体現した2人の熱演は必見!
また子役3人の健気でひたむきな演技にも注目が集まり、なかでも家族の絆の深さの象徴として、物語が進むにつれて一歩ずつ成長していく長男ルーカスを演じたトム・ホランドの名演は、とりわけ深い余韻を与えてくれる。監督はデビュー作『永遠のこどもたち』(07)が絶賛されたスペインの俊英J・A・バヨナ。登場人物たちの眩いばかりの生の輝きを、極限のダイナミズムと胸締めつけるエモーションと共に描き出す。
■全て“リアル"にこだわった圧巻のシーンの数々!
冒頭10分にも及ぶ津波と洪水シーンは、建造された巨大タンクの中で3万5000ガロン以上の大量の水を動かして、1年がかりでの撮影を敢行。洪水後の廃墟と化した街並みもオープンセットで忠実に再現したほか、実際の被災地であるタイの各地でもロケーションを決行するなど、困難を極めながらも安易にCGやデジタル技術に頼らず、あくまでリアリティに徹底的に拘った製作姿勢が、圧巻の映像として、観る者に強烈なインパクトを残す。被災した全ての人々への深いリスペクトもこめて、力強くも厳かに、心揺さぶるトゥルーストーリーとして結実!
■ナオミ・ワッツが本年度アカデミー賞&ゴールデングローブ賞にWノミネート! ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)では作品賞・監督賞ほか主要14部門ノミネート!
「不可能を可能にした演出と演技! 」「今年最高の一本」など、世界中から比類なき賞賛の声多数。また国内でも各界著名人は勿論、一般ユーザーからも賞賛の声が続々上がるなど、圧倒的な支持を獲得!
<ストーリー>
2004年末、マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)は、3人の息子と共にタイにやって来る。トロピカルムードあふれる南国で休暇を過ごすはずだったが、クリスマスの次の日、彼らは未曾有の天災に巻き込まれる。一瞬にして津波にのみ込まれ、散り散りになった家族はそれぞれの無事を祈りつつ再会への第一歩を踏み出す。