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イカリエ-XB1/IKARIE XB 1 (1963)
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洋画【い】PAGE-37
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イカリエ-XB1/IKARIE XB 1 (1963)
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邦題: イカリエ-XB1
原題:IKARIE XB 1
英題:VOYAGE TO THE END OF THE UNIVERSE
年度:1963年
製作国:チェコスロヴァキア
上映時間:88分
ジャンル:SF
劇場公開:2018年5月19日
監督: インドゥジヒ・ポラーク
原作: スタニスワフ・レム(クレジットなし)
脚本: インドゥジヒ・ポラーク/パヴェル・ユラーチェク
撮影: ヤン・カリシュ
衣装: エステル・クルンバホヴァー
音楽: ズデニェク・リシュカ
出演:
ズデニェク・シュチェパーネク ・・・アバイェフ艦長
フランチシェク・スモリーク ・・・アントニー
ダナ・メドジツカー ・・・ニナ
イレナ・カチールコヴァー ・・・ブリジタ
ラドヴァン・ルカフスキー ・・・マクドナルド副艦長
オットー・ラツコヴィチ ・・・ミハル
イカリエ-XB1/IKARIE XB 1 (1963)
イカリエ-XB1 [Blu-ray]
人 類 は や が て 遭 う 『2001年宇宙の旅』『スター・トレック』誕生前―1963年、チェコスロヴァキアで生まれた奇蹟のSF映画。日本初ソフト化。
<Introduction>
冷戦時代の1963年にチェコで初めてつくられた本格的SF映画『イカリエ-XB1』は、密室の中で徐々に狂気に汚染されていく乗組員たちのサスペンスフルな人間ドラマと、近未来のユートピア的世界を独創的なスタイルで描き出した。そのオリジナリティ溢れる世界観は、『2001年宇宙の旅』(68/スタンリー・キューブリック監督)にもインスピレーションを与えたと言われている。キューブリックの個人アシスタントによると、同作の製作準備の段階でキューブリックは参考になりそうな作品を片っ端から鑑賞しており、その中でも『イカリエ‐XB1』に関してはテーマと表現を高く評価しており、実際に宇宙服や宇宙船内部の照明などのデザイン、地球に残していた家族とのテレビ電話での交信、宇宙船内での乗組員たちの日常生活の描写、そして「探索旅行」というテーマなど両作の類似点は多い。また、乗組員たちが調和しながら協働する様子はSFドラマ『スタートレック』(66~69)にも影響を与えたといわれている。
1963年から1964年にかけてチェコ国内で公開され、51万人以上を動員し大ヒットとなった。本作が製作された1963年は、ミロシュ・フォルマン(『火事だよ!
カワイ子ちゃん』)、イジー・メンツル(『厳重に監視された列車』)らに代表される《チェコ・ヌーヴェルヴァーグ》が本格的に幕を開けた年。本作にも、その重要人物たちが多数参加している。『惑星ソラリス』(72/アンドレイ・タルコフスキー監督)および『ソラリス』(02/スティーブン・ソダーバーグ監督)、『コングレス未来学会議』(13/アリ・フォルマン監督)の原作を手掛けた20世紀SF最高の作家の一人、スタニスワフ・レムの小説『マゼラン星雲』にインスピレーションを受けて脚本を執筆したのは、『ひなぎく』(66)の脚本に協力したパヴェル・ユラーチェク。衣裳デザインのエステル・クルンバホヴァーも、『ひなぎく』『パーティーと招待客』(66)などを手がけ《チェコ・ヌーヴェルヴァーグのミューズ》と呼ばれた重要人物。音楽は、ヤン・シュヴァンクマイエルやカレル・ゼマンのアニメーション作品で知られるズデニェク・リシュカ。監督のポラークは、子ども向けの人気シリーズ映画を始め、特撮映像作品を多く手がけ、チェコでは著名な映画監督。本作は、SF映画という独特の位置にありながらも、チェコ・ヌーヴェルヴァーグの潮流をたしかに感じさせる作品である。なお2016年に4K修復され、同年カンヌ国際映画祭カンヌ・クラシック部門で脚光を浴びたデジタル・リマスター版で2018年5月、日本で劇場初公開となった。
<Story>
22世紀後半、生命探査の旅に出た宇宙船イカリエ- XB 1は、アルファ・ケンタウリ系へと向かう途上で、漂流中の朽ちた宇宙船を発見する。それはかつて地球から旅立った宇宙船だったが、船内にあるのは謎の死を遂げた乗組員たちの死体。この難破船に積まれた核兵器の爆発により調査員たち数名を失うという悲劇の後、変わらず旅を続けるイカリエ-XB1。だが謎のダークスターによって乗組員たちはみな眠りについてしまい……。
<仕様>
本編約88分|1080p Hi-Def|音声:チェコ語(DTS HD master audio(2.0ch))|字幕:日本語
自作DVDラベル&ブルーレイラベル
- イカリエ-XB1/IKARIE XB 1 (1963)